ビジネスにおいて英語能力は必要か?

仕事

楽天は2010年に三木谷社長が英語を社内公用語にすると決めて今に至っています。では、この10年間の楽天の成長はどうだったのでしょうか?

詳しい業績は調べませんが、単純に株価だけを見てみるとこの10年間の成長性は極めて低いです。IT企業でありながら、アベノミクスのバブル相場で株価が上がらなかったことは、企業成績の評価としては最低と言わざるを得ません。

私が思うに、英語を社内公用語にしたことは大失敗だと思います。このようなおかしな制度を作ると、英語を話せることが重要だと勘違いする社員が出てきます。英語はあくまでも手段であり、目的は別の業務にあります。

正直、google翻訳の精度が著しく上がっている今、スマホがあれば最低限の英語でのコミュニケーションは誰でも可能です。今や、カメラで資料を写すだけで翻訳してくれますので、海外旅行で現地の言葉を話せる必要性はほぼ皆無です。

私の経験から言いますと、英語を話せることを特技として入社してくる進入社員はほとんど使い物になりません。なぜなら、彼らのほとんどは学生時代に英語を話すことを主目的に勉強しており、事業における課題解決能力などが劣ることが多いです。

また、帰国子女や海外留学経験者だと、海外の変な文化を身に着けており、日本の企業文化に対応できない場合が多いです(あうんの呼吸が通じない使えない社員となる)。

グローバル化が進む今の世の中、否が応でも海外文化が目や耳に入ってきますので、がむしゃらに外国語を勉強するよりは、もっと別の専門性を磨くべきだと思います。ビジネスにおいてどうしても流ちょうな外国語能力が必要であれば、その時に学習すれば十分です。

ちなみに、専門分野の知識を保有している者同士であれば、互いの英語が中学生レベルであっても、ビジネス上のコミュニケーションは問題なく行えるというのが私の経験です。

まあ、流ちょうに喋れれば快適だとは思い憧れますが・・・。

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