私は2016年から一般NISAを始めています。資産運用に前のめりになって取り組み始めたのも2016年です。この4年間超投資を行い、NISA活用での失敗経験をたくさんしましたので、自身の反省もかねてその失敗談を記事にしてみます。
結論から言いますと、私が一般NISAの失敗で学んだことは以下の通りです。
- 株主優待銘柄はNISAでは不利
- キャピタルゲイン狙いは諸刃の剣
- 高配当株はメリットが少ない
- 結果、積立NISAが最適解
同じ銘柄の投資信託を購入する場合、リターンの面から、一般NISAより積立NISAの方が優れていることを以前の記事でまとめました。
では、一般NISAの特徴である株を購入する点から考えてみますと、それでもメリットが少ないように思われます。順に説明していきます。
株主優待銘柄はNISAでは不利
NISA最大のメリットは、利益に対する課税が免除されることです。一方、株主優待は課税対象ではないため、株をNISA枠で買おうが、普通の口座で買おうが同じです。すなわち、貴重なNISA枠で株主油袋目的の銘柄を保有することに合理性は一切ありません。
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私は2016年に一般NISA枠でマクドナルド株を購入しました。当時、チキンナゲットに異物が入り株価が下がったところで買ったので、大きなキャピタルゲインを得ることができました。これに味を占め、その後も株主優待銘柄株を購入し、大きな損失をこうむっています。
キャピタルゲイン狙いは諸刃の剣
NISAの短所として、損益を相殺できない点にあります(損益通算ができない)。詳しくはこちらを参照ください。
もちろん、大きなキャピタルゲインを得られれば良いですが、NISAの非課税期間である5年後の個別株の株価を正確に見通せる人なんかこの世の中にほとんどいません。したがって、期待できるリターンよりリスクの方が高いと判断できます。
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私は、IPOした銘柄を購入して値上がりを期待しましたが含み損を抱えたままになっています。無配当でキャピタルゲインの目減りはきついです。
高配当株はメリットが少ない
高配当銘柄を一般NISAの限度額120万円分購入したとします。5%の利回りとすると、年間6万円。5年間で30万円です。30万円の利益にたいして非課税で得をするのは6万円です。
高配当株というのは基本ガチホするものなので、20とか30年スパンで考える必要があります。そのうち、一般NISAで5年間保有して6万円の得をすることに大きなメリットがあるとはいえません。
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配当目的で購入した株がコロナショックで無配となり、株価も大きく下がり、大きな損失をたたき出しています。
以上の失敗経験より、結局、一般NISAで個別株を購入することのメリットは少なく、購入するのであれば投資信託の方が良いという結論に達しています。一方、投資信託を購入するのであれば積立NISAの方が断然お得です(過去記事参照)。
ということで、来年は積立NISAにシフトしようと考えています(まだだいぶ先ですが)。
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